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最近質問の有ったルール解説 4月編

2024/04/09

はじめに

どうも、花粉症&ハウスダストアレルギー&貧血です。

とんでもなく体調悪くて免疫力低下、皆さんも季節の変わり目なんで気を付けて!

という訳で今回は恒例の最近質問されたルールについて。
今回は復習が主ですが、かなり大事なので是非読んで行ってもらえれば。

常時効果の解決・適用や「その後」と「さらに」の違いについて

以前の記事でも触れましたが、それでも分かりづらい、間違って伝わってしまってる部分がありました。
自分の説明下手故に、混乱を招いてしまい慙愧に堪えません。

エクリプス・ドラゴン

最近だとこのカードも有って、また話題になってた感じ。
なので今回は、常時効果を「火」に例えて解説しようかなと。

まず「火」を点けるとき、皆さんは、他の事をしながら火を点けるでしょうか?
一部の特殊な例を除き、そんなことしないと思います。火ってとっても危ないですし、目を離さない。

常時効果も同じように基本的に他の効果を解決中は点火、つまり解決することはありません。(火と違って危険とかが理由ではないのですが)。
先に挙げたエクリプス・ドラゴンのバースト効果は「召喚して破壊する」までが1つの効果なので、その解決中に自身のLv1,2,3効果のカウントの数だけ破壊上限を上げる効果を適用することはできないわけです。

ただし、火は一度付けると、風の影響で揺らめいたり、酸素を供給されると激しく燃えたりしますね?
なので一度解決・適用してしまえば、エクリプス・ドラゴンのような破壊上限を上げる効果はカウントの増減で常にその数値が変わります。

炎輪の契約神アポローン

例えば契約アポローンの契約技の場合、カウントを2増やして、その後7000以下のスピリット/アルティメットを破壊するのですが、先にカウントを増加する処理が入るので、きっちりその分エクリプス・ドラゴンの破壊上限増加が適用されます。
なのでエクリプス・ドラゴンが既に居れば契約技発揮前にカウントが0でも、BP9000以下のスピリット/アルティメットが破壊できる、ということです。

ただし、エデラ砦のような、「カウントを〜し、BP○○以下を破壊する」といった効果や、「カウントを〜し、さらにBP○○以下を破壊する」といった効果の場合。
カウントを増やし「その後」BP破壊を行う契約アポローンと違い、カウント増加とBP破壊が同時に解決されます。
この場合は、この効果を発揮する前のカウントを参照して、エクリプス・ドラゴンの破壊上限アップの数値が決まります。

少しややこしいのですが、バトスピは効果でなにか対象を選ぶとき、基本的にその効果を実際に解決する前に対象を選びます。(カシウスとかの召喚時を打ち消す効果や影武者関連のQ&Aをちゃんと読んでる方はご存知だと思います。)
そのため、エデラ砦の場合は配置時を解決したいです!のタイミングで破壊対象を選ばないといけない訳ですが、そのときにはまだ配置時解決前なのでカウントは増えておらず、その時点のカウントまでしかエクリプス・ドラゴンのBP上限アップは適用されません。

ただ「その後」のような前述の後に後述を解決する効果の場合、効果宣言前に選ぶのは前述の対象のみで、後述の対象は前述の解決後に選ぶことになります。
契約アポローンの場合、前述で選ぶ対象は居ませんが、後述は前述解決の後に対象を選ぶので、問題無くカウント2増加分破壊上限を上げることができるのです。

「さらに」って聞くと、日本語的には前述解決後に後述を行うように思いますが、バトスピのルール上では前述と後述を同時に解決します。
正直ホントにQ&A読んでないと分からない差ですが、滅茶苦茶大事なので気を付けましょう。

一部の効果解決中に割り込んでくる常時効果については、もうQ&Aを見るしか無い、のが現状です。
脱出ポッドとか。
こういう直感的でない挙動はTCGでは変更されることが多いですが、ずっとこんな感じなので、多分変わらないかな……と思います。
しっかり覚えておきましょう。

バースト効果での召喚と、召喚できない効果について

オリンスピア競技場

お次はオリンスピア競技場のような効果召喚を止める効果について。
皆さんはこういった効果が発揮していても、バースト状態のスピリットは召喚できることはご存知でしょうか?

…………いや、そもそもバースト状態ってなんぞ?という方の方が多いと思います。
全然出てこない用語なんで、当たり前なんですが……。

バースト状態というのは、文字通りバースト効果解決中のカードがなっている状態のことです。
このバースト状態になると、バースト以外の効果を受けず、対象になりません。
有名なカードだと、天魔王ゴッド・ゼクス -影ノ型-は系統:「天魔王」を持つスピリットが相手の効果の対象になるときに、その効果に書かれた「相手」を「自分」に書き換えられる効果を持つのですが、バースト状態のカードが発揮した効果の場合、バースト状態のカードはバーストを対象とした効果以外受けないので、書き換えは選択できず、影ノ型のみに対象を変更する効果しか選択できません。

で、オリンスピアのような召喚を禁止したり制限する効果は(基本的に)フィールド、デッキ、トラッシュ、手札/手元を対象にした効果です。
その為、オリンスピア競技場が有っても、バースト効果を発動したスピリットは召喚することができます。
アルティメットやブレイヴに関する召喚制限も同様ですね。

ただし!!!!!これには色々と例外があります。例えばこれ。

エクレル・タイガー

エクレル・タイガーのような、デッキや手札、トラッシュからスピリットを召喚し、その後自身を召喚するバースト効果。
これはオリンスピア競技場のような召喚禁止効果持ちがある場合、バースト状態の自身しか召喚出来ません。

先ほども述べましたが、こういった召喚制限効果は基本的にフィールド、デッキ、トラッシュ、手札/手元を対象にした効果です。
その為、効果を発揮してるカードが効果を受けなくても、召喚対象のカードが効果を受けてしまうため、召喚できないのです。
エクレル・タイガーなら、オリンスピア競技場がある場合には3枚オープンして、なんかオープンしたときに解決する効果が無ければ全部破棄して自身を召喚することになります。

また、ブラム・ザッファーグのような、特殊裁定としてプレイヤー対象の召喚メタや、紫煙獅子のような余分コストを召喚に要求する効果はプレイヤー対象であり、バースト状態のカードを召喚する場合でも引っかかってしまいます。

この辺、効果からは読み取れないので、使う際にはQ&Aをご確認いただければなと。

そして、召喚制限の効果とは関係ないのですが、バースト状態の話について。
バースト効果で、まず最初に自身を召喚する効果のスピリットが居ます。

選ばれし探索者アレックス

例えばアレックス。
このタイプの効果が実は曲者で……。

このタイプのバースト効果持ちは召喚してからなにか固有の効果を発揮するのですが、これらは召喚してフィールドに出た時点でバースト状態でなくなります。

なので例えば、「このターンの間、相手のスピリットすべての効果を発揮させない。」みたいな効果が適用されてると、召喚した瞬間、その効果を受けてしまい、「その後」の後の効果を発揮できなくなります。
このアレックスなら、「このバトルが終了したとき、アタックステップを終了する。」効果ですね。

最近だと、ツイノムシバミも同じタイプですね。割と落とし穴になりがちなルールです。

で、ここからもっと厄介なのが、この手に召喚してからなにか追加効果を発揮するバースト持ちを発動した時、維持コアが無かったり、ザッファーグみたいなプレイヤー対象の召喚制限で召喚が出来ない場合、バースト状態のまま、後述の効果を発揮します。
召喚できないからって、即トラッシュ送りではなく、後述の効果まで発揮してからトラッシュに行くことになります。

まぁ、バトスピの大原則「効果は可能な限り解決する」を考えれば当然と言えば当然なのですが、なんだか腑に落ちない方も居るかとは思います。
ホントにたまにですが、ザッファーグの召喚時にツイノムシバミのコアシュートだけ当てるとか有るので、割とホントに大事なルールです。是非覚えておきましょう。

最後に

このゲーム、結構調べないと分からない重要な挙動が多いので、気になった人はバトスピQ&Aを読み漁ってもらえれば。

ルールマニュアルも、今更知る事無いでしょ!とか思ってても意外な発見があったり。
今は紙製の物はデッキに入って無いので、公式サイトの物を見る事になりますが。結構時間泥棒です、あれは()

本音としては、ワンピースカードゲームやデュエマみたいに、総合ルールを整備して欲しいのですが、致し方なし。
そこはこれからも頑張って周知したいきます!

さて、最後に私的な宣伝ですが。名古屋でだいたい二ヵ月毎に非公認大会を開いてます。
名古屋近郊の方は是非ご参加いただければ!

5月5日大会ページはコチラ

それではさようなら、さようなら、さようなら。

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