今ならいけるのか......?【氷姫】
はじめに
こんにちは、契約神のイシスを待つマレです。
8月末発売のテーマブースター『AGE OF AVENGERS』に収録される気は全くしませんが、完全新規になってしまう氷姫を主軸にする創界神よりは現実的な気がします。
今回はそんな、新規創界神などくる気配は微塵もないけと環境に一矢報いることができそうな氷姫デッキのお話です。
デッキリスト
おなじみ、耐性持ちのアンブロダブシンスピリットで連続アタックしてリーサルを狙うシンプルなデッキです。
採用カード
選ばれし探索者アレックス
系統:「起幻」をもつバーストの防御札。
ドローの苦手な白デッキにとって嬉しい能動的なドロー効果をもちますが、あと1コアでリーサル出せるな、なんて場面もあるので、問答無用でドローするわけでもない点に注意です。
パイオニア シルバーオール
このデッキで唯一手札が増えるカード。なるべく効率良く使いたいので、Lv2で召喚できるように運用したいです。
魔石の守護者レナータ
氷姫のサーチカード。このデッキの初動札の中では一番優先度が低いです。
現状の手札でリーサルが見えるときは無理に使わず、二の矢として温存する立ち回りをすることがあったり、Lv2効果の【重装甲】でフィールドのシンボル維持を狙うこともたまにあったり。
使いどころに少々コツを要するカードです。
氷の家令ライサ/アイスパレス
おはよう(序盤)からおやすみ(終盤)まで活躍してくれる仕事人。アイスパレスを一人で取り仕切っているだけあります。
序盤にチャンプブロッカーとしての運用を考える場合、表面のシンボルを追加効果&ライフ減少による1コアブと裏面の氷姫サーチ&ライフを高水準に保つこと、どちらの方が強い動きになるか、手札をみての慎重な判断が求められます。
展開速度で負けている場合でも、カウント3以下の状態で彼女が立っていてくれると、相手のリーサルが1ターン遅れることも少なくありません。
彼女と契約したい。
小氷姫クラーラ
制限〈1〉指定のドローソース。
手札を使い切った状態で召喚時効果を使えると心地良いことこの上ないですが、手札を使い切らずとも、最低1コストで召喚できる点を活かして「氷姫の創界石」の《解封》による転醒を促すために使うこともあります。
他にもLv2効果の【重装甲:赤/緑】付与が活躍することもあったり、ドロー以外の仕事もあることを忘れないようにしたいです。
氷神姫フリージアム
なかなか派手な効果耐性を付与してくれる1枚。基本的にサポーターですが、Lv3効果のライフバーンを用いて、自身がフィニッシャーになることもしばしば。
アルティメットデッキに対する数少ない対抗手段なので、特に獄契約が相手の場合、なんとかして引きにいきましょう。
氷刃姫プリヘーリア/大氷斧の姫君プリヘーリア
メインフィニッシャー。彼女を起点に連続アタックを狙うのがこのデッキの理想の動きです。
《転醒》前にはLv1から自身に、《転醒》後はLv2から自身を含む系統:「氷姫」全体に【重装甲:赤/紫】を付与でるため、ハデスやアイボウといった環境デッキの強烈な除去効果をかいくぐって攻めたり守ったりができるようになります。
(ハデスには耐性持ちをメタるマジックカードがありますが、そちらへの対応は後述。)
氷奏の乙女エリザヴェータ
ネクサス全体許さない系乙女。単体で効果耐性と回復効果を備えており、彼女を起点にリーサルプランを組むこともできます。
ハデスデッキのトラッシュからも出てくる耐性メタマジック「プルトニックウォール」と「ハデスディザスター」は、トラッシュから使用するには“「契約神ハデス」がある間”という条件を満たす必要があるため、相手のフィールドにハデスが1枚しかない場合は彼女の召喚時効果1つで、トラッシュからの使用を封じることができます。
ただし手札からの使用は防げないほか、フィールドにハデスが2枚以上ある場合はこちらも2枚目以降のエリザヴェータが必要になり、ドローの得意な紫デッキに対してドローの苦手な白デッキが同名カードの枚数勝負を挑むのは得策ではありません。
(ハデスは次のターンには【復活】してくるわけですし。)
総じて詰めの手段の一つ、サブフィニッシャーという立ち位置かと思います。
翼神機グラン・ウォーデン
このデッキ唯一の絶甲氷盾、白晶防壁など、白い防御札への対抗手段。とはいえ手札に加える手段が、シンプルにドローする以外ないため、引けたらラッキーくらいのカードです。
マジックを無効化する煌臨効果は、“ソウルコアをトラッシュに置かずに”というテキストのため、トラッシュにソウルコアがある状態では効果を発揮できない点に注意しましょう。
導きの少女ヴィーナ
起幻デッキの創界神。 系統:「起幻」を持っているため「ゴッドブレイク」に破壊されないうえ、元々シンボルを持たないので同カードのシンボル消滅効果の影響を受けません。
基本的に1枚目は引いたら即配置の認識ですが、先攻1ターン目で手札の初動札がヴィーナとライサのみの場合、という非常に限定的な状況においては、ライサを先に召喚する方が良かったりします。
白の世界/白き機神
初動札兼ライフ減少時のバウンスによる置き防御札、たまに《転醒》してハンデス。そんなカード。
《転醒》によってソウルコアを回収できるため、召喚/配置コストの支払いにソウルコアを使っても「翼神機グラン・ウォーデン」のマジック無効煌臨の条件を満たし直すことができます。
氷姫の創界石/氷魔神姫
実は最も重要な可能性のあるフィニッシュパーツ。《転醒》後の「氷魔神姫」が付与するアンブロッカブル効果が非常に有用です。
表面の『相手のアタックステップ』中の効果は強制であるものの、そもそもその存在を忘れ易く、相手がとりあえず5点出してきた、というような状況であれば、この効果のおかげで耐えられることがあるので、細心の注意を払っていきたいとこです。
使っていると、プリヘーリアの《転醒》によって《解封》を発揮、「氷姫の創界石」の《転醒》条件を満たす。という場面が多々ありますが、その場合、「氷姫の創界石」の《転醒》を優先すると、《転醒》後の姿である「氷魔神姫」の転醒時効果である手札バウンスが強制であるため、プリヘーリアの転醒時効果でデッキ下に送りたかった対象がいなくなってしまう、といった事故を起こすことがあります。
『相手のアタックステップ』中と効果同様に注意しましょう。
千年雪の裂け目/尖塔大亀サウザンタイマイ
基本的にコアブするネクサス。
コアブによってレベル維持コストを捻出したり、《転醒》してデッキから氷姫を引っ張りだして「氷姫の創界石」にコアをのせ「氷魔神姫」を用意したり、デッキの下振れを支えるのが主な役割です。
ホワイトフィールド
創界神のシンボルを消せるやつ。オープンして残ったカードはデッキの上下どちらかという制約こそあれど戻す位置を選べるので、使い勝手も良い感じです。
カードプールや予算に余裕があれば「ゴッドブレイク」でも問題ないと思います。
アレックスやヴィーナの【神域】を用いれば最低0コストで打てるあちらにも良さがあります。
白晶防壁
おなじみ、ほぼ確実に1ターン返ってくる防御札。
「パイオニア シルバーオール」で回収が可能なので、状況を見極めつつ拾っていきましょう。
最後に
以上、氷姫デッキでした。
環境デッキに対応する効果耐性と創界神メタを標準搭載しているデッキで、速めのキルも狙えるので、案外やれるのではと思っています。
あとは防御札さえ超えられるように戻ればなぁ・・・・・・・。
また次の記事でお会いしましょう。