スーパーからグレート、そして究極へ【機契約】
はじめに
こんにちは、知り合いと“実装されたら面白いな”と話していた契約創界神が現実のものになり、ひとしきり興奮し終えたマレです。
どのようなシステムになるのかはわかりませんが、従来と同じく系統による連携をするデザインなら、新規で氷姫の創界神を出して欲しい。
あと「契約神 ヴィオレ魔ゐ -魔族side-」みたいなのはありえるのか、気になるところ。
今回は『契約編:界 第4章 界導』に収録される「プチスターク」を基盤にした、機契約デッキのお話です。
デッキリスト
どこか詰め将棋っぽさがあるデッキです。
まずカウント3、続けてカウント7、そしてカウント10以上、という目標のカウントを目指して展開し、相手を“ライフバーンが避けられない”状態にすることを目指します。
(今回は実験的に、高額カードを採用してデッキを組み、それらのカードが足りない、持ってない方に向けた差し替え候補を紹介する。という形をとっています。)
採用カード
プチスターク
機契約デッキの契約カード。相手のエンドステップに確実にカウントを増やす少し変わった効果を持っています。
スピリットとして生存していれば1ドローに気を取られそうになりますが、ライフが減っていないことが条件なうえ、デッキの性質上カウント3の達成が1つ目のマイルストーンになるので、BPで勝てないと分かっていてもライフを守りにいきたいところ(特に相手の1〜2ターン目)。
カウント7を達成するとブロック時に相手を消滅/破壊するとライフバーンを行えるようになり、脅威度が跳ね上がります。
バーン効果は相手の自壊でも反応するので、対面するときは気を付けたいところ。
疲労ブロッカーなので単体でも重疲労に強く、他のドロー出来る契約カードと違い並べても受動的な1ドローしか出来ないので採用は1枚です。
ただしインクリース、てめーはダメだ。
ミスタージョン
なかなか便利な《契約煌臨》カードです。序盤にカウント3以上を目指す理由その1。
当初、コアに余裕のないデッキだなぁと感じていたところにやってきた期待の新星で、軽減が多いおかげで中盤以降にトラッシュのコア数を調整するのにも役立ちます(理由は「暁光の契約銃セレストゥル」の項を参照)。
ガラスの翼のヴァルトルート
氷姫is好き。初期の耽美なイラスト好き。転醒編以降のアニメとか漫画みたいなイラストも好き。
……という私情はさておき、使用感はドローできないかわりにプチスタークが消滅/破壊されても誘発する、小規模なフリーデンXVといったところ。
プチスタークを魂状態にし、「ダークタワー」や「セトの剛腕神殿」、『メガデッキ 太陽神の顕現』に収録される「暗黒の塔」などの《煌臨》メタで蓋をしようとする相手に対して非常に強力なカウンターになります。
誘発効果に回数制限はないので、誘発効果で召喚、盤面を荒らしつつ後続をチャンプブロックで止めて2枚目を誘発、なんてこともできます。
Lv2以上で【超装甲:紫】を発揮するので致命的な場面でのカシウスをかわせたり、アタック時にもネクサスを除去できるのでキャスゴ系のLOを妨害できたり、器用なカードです。
スターク&セレストゥル
中盤の繋ぎ兼スタークの復帰札。“スターク”も“セレストゥル”も他のカードがあるおかげで略称に困ります。
相手の“アタックステップ”しか耐性を発揮しない、Lv2の維持に3コア、Lv3に6コア必要、などの点に注意すれば、フィニッシャー煌臨の下地を整えてくれる頼もしい一枚です。
特にブレイヴの1コスト召喚は更地からの立て直しにかなり重宝します。
ジェットノドン
序盤にカウント3以上を目指す理由その2。カウント4以上を要求する効果ばかりですが、召喚/煌臨時効果のカウント+1のおかげで実質カウント3から全部使えるようになります。えらい。
合体しているとOC効果でターン1で回復します。必要ない場面がほとんどで忘れそうですが、強制効果なのでご注意を。
このデッキで重宝する“絶対に2コスト払えるカード”の1枚ですが、元のコストが重いのであまり使わない印象です。
天空機動エクストリーム・スターク
ついに登場した究極のスターク。できれば銀契約の段階で究極になっておいて欲しかった。
結誓ブレイヴと自身のOCによるBPアップで「除去できない」状態を作り、相手がライフバーンを避けられない状態を作りましょう。
ただしバーン効果は合体とLv2を維持しておく必要があるため、コアシュートによるLvダウンや「エヴァにだけは乗らんでくださいよ」のようなブレイヴを分離させる効果に非常に弱いです。
また、煌臨/ブロック時効果は任意である点、ブロック時効果でブロックした対象をバウンスすると【契約煌臨元】のプチスタークのライフバーン効果が発揮出来なくなる点に注意です。
加速剣ブーストブレード
フィニッシュも中継ぎも、とにかくブレイヴが無いと始まらないデッキなので、ブレイヴのかさ増しです。
合体しているブロック時に「ミスタージョン」と同じ効果を発揮できるので、序〜中盤の下振れをなんとか支えてくれるカードにもなります。
終盤に引いても、後述の「暁光の契約銃セレストゥル」のために2コスト払うという仕事があるため3枚あっても問題なし、と判断していますが、
召喚時のバウンスが強制なため、バーストや戻したくない対象を戻すことになるなど、タイミングを見極める必要があります。
暁光の契約銃セレストゥル
たまにシンボルを持っていないことが気になる結誓ブレイヴ。手札を使い切ったあとの《合体結誓》は最高に気持ち良いです。
スコル・エンペラーさんはお帰りください。
機契約との合体中に、自身のトラッシュのコア2個につき1回、効果による除去に耐えられるようになります。
この効果のために、ある程度のコアを“トラッシュ”に用意しておく必要があり、どこか空契約のような動きを求められます。
合体中の+BPも7000と、全結誓ブレイヴ中最大(2024年1月25日時点)となっており、BP勝負でも倒れないという強い意思を感じます。
ウィングラスPMC・本部
「巨大戦艦マンモストーム」と「白の探索者WG-7」を足して、隠し味に契約編のギミックを入れて1.8くらいで割った一枚(ややこしい)。
序盤にカウント3以上を目指す理由その3です。
Lv2効果はワンショットや多重シンボルで詰めてくるデッキに対してネクサスメタか横展開を要求できるほか、急な「アルケーガンダム」などにも有効です。
同時にサーチと、任意でライフ保護を行えるため、同コスト同軽減の「ミスタージョン」よりもトラッシュのコア調整に向いています。
三賢神ラルヴァンダード
試しに突っ込んでみたら思ったよりも食い合わせの良かった1枚。
相手のエンドステップに確定でカウントが増えていくギミックのおかげで召喚にかかるコストを支払うデメリットがほぼ無くなるうえ、プチスタークが【魂状態】であってもドローができるようになります(なんなら他のタイミングでもセレストゥルのためのコアになるので◎)。
手札保護がセレストゥルの《合体結誓》後も有効だったり、エクストリーム・スタークのライフバーンを残りライフ1で耐えた相手に引導を渡したりと、絡めて戦えるとかなり楽しいです。
『契約編:真 第1章 神々の戦い』のBOX特典として再録されますが、あんまり値下がりしないんだろうなぁ。
聖皇ジークフリーデンXV
ツヨォォォォォいッ説明不要!!
……と言いたいところですが、ほとんどアタックをしないデッキなので、シンボルやアタック時効果を駆使した全力のフリーデンが暴れることはまずないです。
しかし、
・「ガラスの翼のヴァルトルート」とともに宣言、ドローしつつ自分が被った被害以上の被害を相手に与える。
・「天空機動エクストリーム・スターク」の《契約煌臨》に合わせて発動、相手のアタックが始まる前にアタックをほぼ不可能にしてバーンを通す。
・カシウスを警戒する場面であえて召喚時効果を宣言して、通ればOK、カシウスを刺されても「ガラスの翼のヴァルトルート」を刺し返す。
などなど、アタックせずともデッキとの相性は抜群に良く、LV2 :11000で維持コスト2というテキストのおかげで、有事の際にはとても頼りになる壁役にもなります。
3章で登場したつよつよバースト……バジャーダレスかな?
墜落戦艦遺跡
ある意味このデッキの生命線になるカード。このカードの有無で立て直しの難易度が大きく変わります。
というのも、フィニッシャーであるエクストリーム・スタークを十全に使うにはには、契約煌臨元になる「暁光の契約銃セレストゥル」を合体した系統:「機契約」をもつスピリットを用意する必要があります。
プチスタークが魂状態の盤面からこの状態を作るために《契約煌臨》を行うと、エクストリーム・スターク用のソウルコアが無くなってしまうため、ソウルコアを回収できるこのカードが必要になってくるわけです。
系統:「機契約」のスピリットを召喚するという方法もありますが、そもそもフィールドにシンボルがあまり並ばないデッキなのでコスト確保が難しく、ブロック時のライフバーン効果もないため、あまり選びたくないです。
おまけのようなBP+5000も、ブロックして生き残る範囲が増えるので大切だったり、配置に最低2コストかかるのでセレストゥルのフィールドに残る効果の条件を満たすのに一役買ったりと、デッキとの噛み合いが良いカードです。
フリーデン等に焼かれる可能性があるので、配置のタイミングだけ注意したいですね。
メビウスリング
お馴染みLOメタ。遅延大歓迎の相手に能動的な攻めを持たないこのデッキはしんどい、ということで採用しましたが、
・使用にかかる2コストがセレストゥルとの相性◎
・ネクサスをデッキボトムに送った際の、トラッシュへの1コアブーストがセレストゥルと相性◎(トラッシュに1コアの状態から、これ1枚で残機+2に)
・デッキオープン後に残ったカードを破棄するサーチカードが無いため、いざLOと対面したときに事故を起こさない。
などなど、当初思っていたよりもたくさんのメリットがありました。
白晶防壁
お馴染み、契約デッキはとりあえず入れとけな一枚。
守りを崩されたり、アタックは防いだけどバーンがとんできたり、アタックしたら削りきれそうだったり、使いどころはたくさんあります。
現状3枚入れていますが、環境に機契約のような速くないバーンで戦うデッキが増えてきたらマン・モールXVとの入れ替え、ないし枠調節が行われると思っています。
クリアウォール
今からでも遅くないので、効果を受けない効果の条件を自分の白の「スターク」に変えましょう(第2弾:激翔の「ロブスターク」にも反応しちゃうけどしゃあない)。
だめ?そっかぁ……。
ライフを守りきれなくても相手ターンにカウントを+3できるようになるので、序盤はフリーデンよりこっちを優先したいです。
初手から欲しくて、終盤もフリーデンに見せかける仕事があるので3枚です。
差し替えカード
パタバード
ラルヴァンダードとの差し替えカードです。
受動的ですが、除去を受けた際に5枚オープンして系統:「銀零」を持つカード1枚を回収できるサーチ効果とブロック時のカウント+2が序盤の壁として有用です。
ジャバドやオボロと対面し先攻になった場合、プチスタークだけでは何もできないところを、隣に「パタバード」を添えることでカウントか手札を増やして一矢報いることができます。
トラッシュのコアを調整するために軽減として出すなんてことがあったりします。
殲滅機神バル・ガザン
フリーデンXVとの差し替えカードです。
効果はマイルドになった「闇輝石六将 機械獣神フェンリグ」といったところ。
フリーデンXVと違いバウンスにも反応できるほかスピッツァードラゴンによるメタに耐性があり、Lv2BPがフリーデンXVより高く、Lv2以上でスピリット/アルティメット耐性を獲得します。
ランパートウォール
こちらもフリーデンXVとの差し替えカード。
除去されたカードを回収しつつ、ブレイヴ2種か「スターク&セレストゥル」「天空機動エクストリーム・スターク」のいずれかを踏み倒せます。
「スターク&セレストゥル」を踏み倒す動きが案外有用かも?
最後に
以上、機契約デッキの紹介でした。
慣れると中々楽しいデッキです。逆に慣れないと勝ち筋がよく分からないデッキでもあるので練習を重ねたいところ。
また次の記事でお会いしましょう。
カードリスト
画像 | カード名 | 枚数 |
---|---|---|
プチスターク | 1 | |
三賢神ラルヴァンダード | 3 | |
聖皇ジークフリーデンXV | 2 | |
ミスタージョン | 3 | |
ガラスの翼のヴァルトルート | 3 | |
スターク&セレストゥル | 3 | |
ジェットノドン | 3 | |
天空機動エクストリーム・スターク | 3 | |
加速剣ブーストブレード | 3 | |
暁光の契約銃セレストゥル | 3 | |
墜落戦艦遺跡 | 3 | |
ウィングラスPMC・本部 | 3 | |
メビウスリング | 1 | |
白晶防壁 | 3 | |
クリアウォール | 3 |