竜に翼を得たるが如し【アポローン】
はじめに
こんにちは、アンドロメテオスLTのおかげでソウルコアの特殊な処理を知ったマレです。
【ソウルドライブ】や《起導》が出た当初にバトスピに触れていないと、知る機会ってあまりない気がします。
この機に覚えておきたいですね。
デッキリスト
全速力で【契約域】を起動させ、大型スピリットを手札で構えつつ、小型スピリットによるビートダウンを狙います。
新カードたちのおかげでようやく1つのデッキとして形になったかな、という印象です。
オリン原初神群との戦いで力を使い果たしたアポローンが、本来の力をとり戻しつつあるようにも見えてイイ感じです。
採用カード
炎輪の契約神アポローン
このデッキの契約カード。
このカードの【契約域】を発動させないことには攻防ともに始まらないデッキなので、多少無理してでも【契約技】でカウントを盛りたいところ。
トライブ・スタードラゴン
手札の総数を減らさずに神託と相手盤面への干渉ができるカード。
レーヴやらトールキャッスルやらの足場を破壊できますが、それらのデッキにはファラオムが入っている可能性があるというジレンマ。
バーストの有無は見逃さないようにしましょう。
アタック時効果のコア消費は、手札にある次ターンに出せる《真・神託》の対象カード数次第で決めたいところ。
【契約域】さえ達成出来れば、アタックステップのドローには困らないので。
ホワイトホール・ドラゴン
系統：「眷属」を持たないという制約によって強大な力を得ている小型の星竜。
これまでは最初から最後までこのカードにたよりきりで、使いどころの見極めに難儀していましたが、各種新カードの登場で割と気軽に使えるようになりました。
序〜中盤はミラージュとして、終盤はリーサルでどうしても踏んでしまうジャグラス ジャグラーやジゴ・トゥールのケアをお願いしましょう。
アンキラーザウルスLT
ついに登場したノーコスト神託スピリット。
トラッシュから除外することで発動する軽減シンボルを満たす効果も相まって、このデッキのギアを一段上げてくれます。
通常のアポローンの《神託》対象でない点は要注意です。
フォーク・スタードラゴン
トラッシュに落ちたキーカードのサルベージ手段。
このデッキでは自身と「アンキラーザウルスLT」、「エクストラドローLT」以外の全カードが回収対象なので、状況に合わせて適切なカードを回収しましょう。
Lv2効果は相手の横展開に対処でき重宝する半面、アタックが必要なので、【契約域】発動後に本領を発揮してくれる印象です。
まあ、Lv維持コストが足りないことの方が多いのですが。
太陽皇ヘリオスフィア・ドラゴン
展開して無くなったコアを回収しつつ盤面に干渉、創界神も破壊する星竜。1枚引けると非常に楽です。
対契約神デッキ戦では、相手の防御の要である契約神を破壊する一番槍として、特に重要な一枚です。
銀河竜アンドロメテオスLT
実質3コストのサーチカード。
とにかく便利ですが、運用にあたり、
・コスト変更効果の条件は相手のネクサスでも満たせる。
・1コスト支払う効果は「トライブ・スタードラゴン」のLv2効果と違い、オープン後の支払いである。
・召喚/アタック時効果のコスト支払いで消滅待機状態になった場合でも2枚手札に加えられる。
・このスピリットに置いてあるコアがソウルコアのみの場合、ソウルコアの固有ルールにより、消滅させながらコストを支払うことが出来ない。
という4点を押さえておきたいです。
太陽神星龍アポロヴルム
防御札でありフィニッシャー。7〜8割は防御札と考えて良いと思います。
メテオヴルムXVの登場で、攻守ともに、このカードに対する依存度は少し下がりました。
太陽創神龍ヘリオ・ライジング・アポロドラゴン
【契約域】でめくれるより、普通に手札から召喚する機会の方が多い気がする1枚。
【契約域】の起動ターンに着地させ、プラスで小型を1体並べられると楽しいです。
効果で1コスト召喚が理想だけどね！
ベータレジオン
4枚目以降の「ホワイトホール・ドラゴン」。
こちらの破壊効果に反応してトラッシュから手札に戻ってくるので結構アクセスし易い。
破壊上限上昇による防御の増強はもちろん、ミラージュにセットしていた「ホワイトホール・ドラゴン」をこのカードと交換して引き戻せるので、ある意味でリーサルにも貢献してもくれます。
最悪の場合は召喚し、アタック時効果で次につなげることもできます。
龍星皇メテオヴルムXV
個人的な想定の倍の値段になっていた流れ星。
アタックステップ中に能動的に用意できる追加打点であり、防御札的な運用も可能な一枚です。
アポロヴルムと役割が近いですが、こちらはより攻撃的な運用が主になると思います。
基本的に小型と【契約域】で打点を作り、このカードを構えて攻撃を開始するのが理想です。
ただ、契約神以外のデッキなど、相手によってはメインステップに召喚し、事前にアレックスや「絶甲氷盾」へのメタを敷いて置く必要があったりするので注意しましょう。
創界神アポローン
大事な足場であり防御手段。
【神技】はコアが続く限り何度でも発動できる点、【神域】はBP比べで破壊しても発動する点の2点は忘れないようにしましょう。
メテオヴルムXVの【覇・激突】と合わせると3点貫通、【契約域】がヒットしていれば4点、夢は広がります。
太陽樹
足場かつドロソで、たまに生命線になる樹。
系統：「眷属」の優秀な小型スピリットが増えたことでLv2効果も使い易くなりました。
【契約技】でカウントを増やしても、次ターンの防御を構えられるようになるほか、ハデスと戦う際には、このネクサスの上にソウルコアを含めて2コア置いておけると、相手のリーサルに「魔導狼ヴォルゴート」を要求できるようになります。
確実な防御とはいきませんが、これで繋がる命もあるので覚えておきたいところです。
エクストラドローLT
4コストで手札3枚増やして手札に帰ってくるそうです。良いの？
このデッキの負けパターンの1つである、小型は召喚できるけどドローができず手札が枯渇する展開を解決してくれます。
以前は「フルアーマーケロロドラゴン」が担っていた役割ですが、あちらと違い、フィニッシャーを抱えた状態でも問題なく使えるだけでなく、ソウルコアも消費しないため、使い勝手の良さは比べるべくもありません。
5枚“以下”という指定なのでかなり手札に戻り易いほか、単純な3枚ドローとして使うこともできるのでかなり気持ち良くなれます。
個人的に「小氷姫クラーラ」の召喚時効果や「暁光の契約銃セレストゥル」の《合体結誓》と同等か、それ以上の気持ち良さを感じます。これが合法なのか……。
最後に
以上、巡るヒカリのパーツを組み込んだアポローンデッキでした。
致死級の一撃は持ち合わせていませんが、打点を並べて細かく刻んでいく戦法は、昔ながらのバトスピをやっているようで、独特な味わいがあります。
環境では肩身の狭い状況が続いていますが、4章あたりで【炎輪】みたいなキーワード能力、追加されませんかね。凄く強いやつ。
また次の記事でお会いしましょう。