基本ルールなのに殆どの人が理解してない！？待機状態！
はじめに
どうも、セスペン先生です
伊落マリーが一番可愛い
さて、皆さんちゃんと待機状態にしてますか？
SBとかに出ると、あまりにもすぐに除去されたスピリット・アルティメット・ブレイヴ・ネクサスをトラッシュに置いてコアをリザーブに送ってる方が多すぎる。
果てには先日放送されたバトスピリーグでも待機状態にせずにすぐカードをトラッシュ置いてるプレイヤーが……ジャッジの方も指摘しないし……対戦自体は熱くて素晴らしいのにあまりに勿体ない！
手札提示カードの跋扈する現環境では滅茶苦茶重要なルールなので是非これを読んで勉強して頂ければと思います！
待機状態とは？
さて、そもそも待機状態を知らないという方の為にまずは待機状態とはなんぞやという話から。
破壊や手札・手元・デッキに戻される、消滅したスピリット・アルティメット・ブレイヴ・ネクサス(……長いですね。以下生き物とします。ネクサスが生き物は違和感があるかもですが、バトスピには明らかに生物のネクサスも有るので(ゴリ押し))
除去された生き物はすぐに指定領域に行くのではなく待機状態という状態を経てから指定領域に送られます。
この時、待機状態の間置かれていたコアはそれらの生き物に置かれたままとなります。(消滅した生き物にコアが置かれてることは無いように思えますがLvコストを上げられて消滅した場合は消滅した待機状態でもコアは置かれてます)
この待機状態時に破壊時や消滅時、フィールドを離れるとき等の派生する効果を全て解決した後、その生き物からコアが外されリザーブ(カイザーアトラスXV等のコアの送り先変更効果がある場合その指定領域)に送られカードも指定領域へ送られます。
また、待機状態には
・破壊されたときの待機状態
・破壊以外の待機状態
の2つが有ります。
破壊されたときの待機状態は
・まだ待機状態の生き物は全ての効果を発揮している。
・シンボルも参照出来る(ただし、世界系ネクサスの持つ根幻回帰やガイ・アスラXの幻星回帰で召喚/配置する場合効果発揮元である自身のシンボルは軽減として参照出来ない)
・待機状態の生き物は通常の効果でも参照できて対象にもなる。
逆に破壊以外の待機状態は
・待機状態の生き物は消滅や手札/手元/デッキに戻ることに関係ない効果を発揮出来ない。
・シンボルが参照出来ない。
・待機状態の生き物は消滅や手札/手元/デッキに戻ることに関係ない効果では参照できず対象にもならない。(アルティメットの召喚条件としても参照出来ない)
といった違いが有ります。
(因みに煌臨元カードには待機状態は有りませんが上の煌臨スピリットと同じ様に全ての効果を解決した後に指定領域に送られますし、破壊以外の待機状態では消滅や手札/手元/デッキに戻ることに関係ない効果では参照できず対象にもなりません。)
このような違いがある理由としては以前は消滅はLv0で破壊、手札・手元・デッキに戻す場合にはそもそも待機状態が無かったという過去があり、その時作られたカードとの整合性を取るということだと思われます。
次からはちゃんと待機状態にしないと困ってしまうカードや場面について解説していきます。
待機状態にしないと困ってしまう事
紫の世界/紫の悪魔神
例えば紫の世界、相手のスピリットを破壊した時に転醒出来るカードですが転醒時で破壊したスピリットからもコアをトラッシュ送りにできます。
先述した通り破壊されたときの待機状態の生き物は通常の効果でも参照できて対象にもなるので。
これが役立つのは特に自分のターンに相手のスピリットを破壊した時、相手がアルケーガンダムを提示したらこのカードの転醒を先に解決する事を選択し、破壊されたときの待機状態のスピリットを消滅させればアルケーガンダムは破壊したときの待機状態のスピリットが居なくなって召喚出来ませんし、破壊時効果を持つなら同様に先に消滅させれば破壊したときの待機状態でなくなるので効果が解決出来なくなります。なんなら使えるコアを減らす目的だけでも有用でしょう。
しかし、スピリットを破壊された側のプレイヤーが誤って手札提示や効果の確認を待たずに破壊されたスピリットからコアをリザーブに送ってしまったらどうでしょう？
間違いなくトラブルになります。特にリザーブにコアが先に何個か置かれていた場合が厄介です。ちゃんとお互い何個その破壊されたスピリットにコアが置かれていたか覚えていて認識も一致してるなら巻き戻すことも可能かもしれません。
しかし、そこが食い違ったら？破壊された側は破壊された時効果が有るならそれを使いたい筈です。破壊されたスピリットに余分のコアを置いてしまいたいから噓をつく事も有るでしょうし、逆に破壊された時効果を使わせたくないから破壊した側のプレイヤーが噓のコア数を言うかもしれません。
動画で記録してれば証明できるでしょうが普通はそんなことしてないでしょうし、ジャッジもその対戦だけをずっと見てる訳じゃないので判断を仰がれても結構難しい問題です。
待機状態の処理を怠ったプレイヤーに注意又は警告を与え、それによる派生効果は全て解決しなかったとするのがベターかもですが、強制効果が絡むとまた面倒ですし、試合の完全性はどちらにしろ失われてしまいます。
また、現環境でよく見るこれらも気を付けるべきでしょう。
これらのカードは破壊されたりしてフィールドを離れるスピリット/アルティメットが待機状態になったときに提示して、解決します。
しかし、提示を聞いたり、宣言する前に待機状態にするはずだった生き物のコアをリザーブに送ってしまった場合、ルール上既に待機状態で解決するタイミングを逸してしまいます。
じゃあ、巻き戻すか？という話になりますが先述した通りコアの状況がどうだったか完全に証明するのは難しいでしょう。
盤面だけ見たら何も解決する効果が無いかもしれませんがこれらの所謂手札誘発と呼ばれる効果を持つカード達は非公開領域にあるカードです。
トラブルを防ぐならしっかり処理をするべきでしょう。
もっと単純な話なら使いたい任意効果が有るのに待機状態にするはずだった生き物から先にコアを外してカードを指定領域に置いてしまうと解決タイミングを逸してしまいます。
自分スピリットを自壊させながら任意の召喚時を持つスピリットを出した時なんか特に。
実際ルールとしては正しいので相手が主張してきた場合ジャッジとしても注意を与えなければならないですし、そういう処理になってしまいます。
トラブルを防ぐだけでなく自分がゲームで不利にならない為にも正しい処理をしましょう。
そもそも、なんでこんなややこしい待機状態なんてルールがあるの？
ここまで読んでいや面倒くさ！なんやねんこのルール！？と思った方も多いかもしれません。
待機状態が登場した理由としてよく挙げられるのはこの3枚。
金狐角と銀狐角はお互い、召喚時に片方をトラッシュから踏み倒す効果を持ちます。
覇王編で登場したこの2枚は当時は特に問題は無かったのですが烈火伝、アイコン2の時にNo.25グロウセレブレーションが登場。
当時は消滅した生き物は即座にトラッシュに置いていました、つまり
金狐角の召喚時を使用、銀狐角に全てのコアを置きながら召喚し自身は消滅したのでトラッシュに
↓
銀狐角の召喚時を使用、金狐角に全てのコアを置きながら召喚し自身は消滅したのでトラッシュに
を無限に繰り返す事が出来てしまい、このループをアタックステップに行うとNo.25グロウセレブレーションで無限コアブが出来たんですね。
で、アイコン3になる時のルールマニュアルVer.7.0で待機状態が作られて全ての派生効果を解決してから待機状態の生き物を指定領域に送る事になりこのループは出来なくなりました。(当時は手札・手元・デッキに戻る場合のみ例外として待機状態が有りませんでしたが転醒編のアイコン7からルールに追加されました。)
コアという他のゲームに無い要素が有る故のある意味最もバトスピらしいルールなので個人的には好きなのですが多くの方が理解してるとは言い難いのが現状です。
最後に
ルールマニュアルにも書いてある基本的ルールなのですが先述した通り、知らない方が多いのが現状です。
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販促大事ですし、動画自体も面白いのでそれらの動画が悪い訳では無いのですが、こういったルールは公式がちゃんと周知してくれないといけないと思うのでなんとかして欲しい所です。
さて、最後に私的な宣伝にはなりますが流星杯という大会を名古屋で開いているのでそちらも宜しくお願い致します!
次回は7月23日と8月19日予定です！
7月はバトスピチャンピオンシップツアー名古屋大会の翌日開催、8月は翌日に翠鳥杯が開催されるなど2日間バトスピを楽しめる週末になっております！
7月大会ページはこちら！
8月大会ページはこちら！
それではさようなら、さようなら、さようなら。