ルールマニュアルvar.14.0について
はじめに
どうも、cessnaです
今回は先日発表されたルールマニュアルver.14.0にあわせたルール改定について話していきたいと思います。
例年のルール改訂と比べて量自体は少ないのですが分かりにくい点が有ったりするのでそのあたりをピックアップして話していければと思います。
また、公式のページも同時に確認しながら読んでいただけると有難いです。
非公開領域を指定する効果について
先ずはこれ、皆さんが一番疑問に思ってることかなと思います。
公式の説明だと氷壁とかウォーデンを例として挙げてたんですけど正直そのせいで分かりにくくなってるというか……
まず、バトスピにおいて対象を選択する効果は効果の使用宣言時に対象を選択します。
なのでこれまでは例えばリバイバル版のマッチュラの場合召喚時を実際に解決する前に、相手の手札のどのカードを破棄するか選ぶんですね。
マッチュラ
で、この時相手の手札にEVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-や南海の守護神リンクウみたいなカードがある場合相手は手札のどのカードを選択されるかを確認してからカシウスやリンクウを使うかどうか選べたんですね。
これが5月27日からは実際に効果を解決する時にどの手札を破棄するかを選択することになりこのケースだと、どれが破棄されるか分からない状態でカシウスやリンクウを使うかどうかを考えないといけなくなります。
ただし、効果解決時に選ぶようになるのは手札・裏向きの手元等の効果を使用する側から見て非公開情報のみであり、フィールドのスピリット等の公開情報の対象に関しては従来通り効果宣言時に対象を選択します。
そしてここからが本題ですが、バトスピのマジックは相手の手札を選んで破棄するカードが、存在していない
とここまで言えば公式の例えが分かりにくいと言った理由が分かるかなと。現状例えとして成立しないカードを例えに出してるんですよね……
公式から出てる文章は正直6割要らないです。「今後は」以降の文だけ載せて、実際の該当する状況だけ例として挙げれば良かったのに……
まぁという訳でここからは2例、割と対戦とかで有りそうかなという例を挙げて解説しようと思います。
例1.アルケーガンダムと白晶防壁(リバイバル)
以前まではアルケーガンダムが3コスト支払って効果を発揮した場合、2コスト以上払った時の破壊対象と3コスト払った時の手札破棄対象を選び、効果解決前に効果でライフが減る時の提示カードとして白晶防壁を使用できました。
この時、手札破棄対象が提示した白晶防壁だった場合破棄対象を選びなおしていたのですがこれからは手札破棄対象の選択は効果解決時なので白晶防壁が破棄されるかどうか分からない状態で効果によるライフ減少に対する提示をするか考えないといけません。
ただ、他の挙動に関しては変わりません。破壊対象の選択は効果宣言時ですし、白晶防壁を提示するタイミングも変わりません。手札破棄対象を選ぶタイミングだけが変わります。
破棄対象を選ぶのが効果解決時になった結果破棄対象の選びなおしも発生しなくなったのでこれについては分かりやすくなったのではないでしょうか。
例2.白き機神と青の世界
白き機神は転醒時に相手の手札2枚を選択して破棄する効果を持ちます。青の世界の効果でこの効果を無効にするかどうか、以前までは何が破棄されるか確認してから考えれましたが27日からは何が破棄されるか分からない状態で効果を無効にするかを考えることになります。
これについてはカシウスやリンクウと同じですね。
こんな感じでしょうか。
ガチで公式の説明文は分かりにくいので、これで伝わるといいな……
ただ……これ裏向きのカードと表向きのカードが手元に混在している場合、相手の手元を選んで破棄する効果どうするの?問題が発生するんですよね……
流石に開発もちゃんと想定してると思うので今週金曜の新弾QAと一緒に公式サイトで更新してくれると思うんですが……え、更新してくれるよね?ね?
疲労効果について
これまで「疲労効果」には「重疲労させる」効果は含まれず、サポートを受けれなかったのですが重疲労は「疲労させる」効果にはなっていて「疲労したとき」効果も発揮していました。
27日からは「重疲労効果」も「疲労効果」に分類されて「疲労効果」をサポートする効果を受けられるようになります。
ただし、「重疲労効果」をサポートする効果はこれまで通り「重疲労させる」効果しかサポート出来ず、「疲労させる」効果はサポート出来ないので注意しましょう。
これに関しては分かりやすくなったし、多分そこまで語ることも無いかな……?
何か質問とか有ればTwitterで質問とかくださればって感じです。
創界神ククルカンについて
創界神ククルカン
公式サイトの文を要約すると本来フィールドを対象とする効果だけ防げなくなる想定だったけど、テキスト作成時にその部分を忘れてしまって、刷った方に挙動を合わせたけど余りにも難しい効果になってしまったと……
まぁ、今後「妖蛇」のカードを作るにあたって支障が出るでしょうし、今たまたま見つかってないだけで過去のカードとの変な組み合わせとかあると非常にやっかいなので妥当かなと思います。
ククルカン使ってた方々は気の毒ですが……
ただ、妥当ではあっても良い改訂では絶対にありません。
カードゲームってカードに書いてある通りに遊ぶ物であるべきなので。バトスピって昔からそういうところを疎かにしてるんですよね……
省略されてて実はこういうテキストでした〜ってやったらもう無茶苦茶です。それだったらなんでも通ってしまうだろと。
個人的にはQAにLv0で破壊に関する記述が残ってしまってたり、プレイヤー対象かどうかが同じようなテキストでもカード毎に違い、QAを見るか載ってないカードに関してはナビ電するしかないと正直今のバトスピは遊戯王よりルールが整備されてないカードゲームだと思っているのでなんとかしてほしい物です……
(遊戯王も昔は調整中の嵐でしたが最近は色々整備されてますしね……開発力や予算も有るでしょうがマスターデュエルがあれだけしっかり紙の挙動を再現出来てるのに同じ時期のコネバトがアレだったのを見れば特に……)
最後に
このゲーム、記述から読み取れない事や全く同じ記述でもプレイヤー対象だったり、違ったり……
色々積もりに積もったルールの歪みがあるのでそろそろちゃんと整備して欲しい所。
プレイヤー対象効果については今回整備して欲しかったんですが……来年を待つしかないか()
さて、最後に私的な宣伝にはなりますが流星杯という大会を名古屋で開いているのでそちらも宜しくお願い致します!
次回は7月23日と8月19日予定です!
7月大会ページはこちら!
8月大会ページはこちら!
それではさようなら、さようなら、さようなら。