歴代最凶デッキ紹介 第五回 アイツノヴァ
はじめに
おはようございます、cessnaです。
今回は久しぶりの歴代最凶デッキ紹介です。
最近ではコアマスのサブイベントやBOSTONさんの自由のBOSTON FESTIVALといった禁止制限解除レギュレーションの大会がちょくちょく有ったりするのでこのシリーズも参考になる…かも?
という訳で今回は煌臨編終盤で環境で大暴れしたアイツノヴァを紹介致します!
最速の全ハンデス アイツノヴァ
さて煌臨編の時バトスピやってなかったという方にアイツノヴァというデッキを簡単に説明すると後攻1ターン目に相手のフラッシュを挟まずに全ハンデスが可能なデッキです
必要なのは黒皇龍ダークヴルム、選ばれし探索者アレックス、一月幼神ディアヌス・キッズ、超神星龍ジークヴルム・ノヴァの四枚。
手順としては
1.選ばれし探索者アレックスをセットする
選ばれし探索者アレックス
2.黒皇龍ダークヴルムを自身の効果でライフを減らして3コストで召喚、この際本来はライフ減少後バーストを発動できませんが選ばれし探索者アレックスはセット中お互いの効果を受けないので問題無く発動出来ます。
そしてアレックスの選択効果はコアを選択。
黒皇龍ダークヴルム
3.一月幼神ディアヌス・キッズをアレックスを消滅させながらソウルコアを1個置いて召喚、超神星龍ジークヴルム・ノヴァを引けてなければ召喚時で引き込みに行きます。
そしてそのままディアヌス・キッズ効果でメインステップでジークヴルム・ノヴァをダークヴルムに煌臨させます。
超神星龍ジークヴルム・ノヴァ
4.そしてそのままアタックステップでアタック、お互い全ハンデス。
4枚コンボなので滅多に1ターン目に揃うなんてことはありませんがそれでも問題でした。
そもそも相手が先行1ターン目でコアを使い切っていればフラッシュを渡してもほぼ問題無いのでソウルコアを1個だけ乗せたアレックスでアタックしてアレックスを消滅させながらダークヴルムにノヴァを煌臨させても良い訳で、その場合ディアヌスを出さない分アレックスの効果をドローに回せるので全ハンデスの確率がそこそこ上がってしまいます。
これだけでも狂っているのですがここまではアイツノヴァのノヴァの部分、アイツの部分に触れていません。
さっきのコンボには弱点が有ります。一つはファラオム。煌臨時効果発揮後バーストとして優秀なこれに対抗するには先に超・炎魔神でバーストを破棄しなければいけません。
二つ目に要求枚数の多さ。最速を狙わなければアレックスは要りませんがそれでも煌臨元と相手のフラッシュを挟まない為のディアヌス・キッズ、そして〆のノヴァ。
どう足掻いても3枚必要です。それらの必要札を高速で引き込まなければいけないのです……が、それを解決してしまうカードが有りました。
アイツのカード
アイツノヴァのアイツの部分にして凶悪ドロソ、アイツのカードです。
これはLv1.2効果でヴルムをメインで召喚する度に2ドローが出来ます。ターン1制限無しで。
ブレイドラしかり、ネコジャジャしかり、ターン1制限の無いドロー効果は悪さをするのですがこれも例にもれず悪いカードでした。
そもそも、これが出た時はヴルムで最軽量のカードは3コストで真・激突と連刃関連の効果しか持たないハガネヴルムしか居ませんでした。
しかし、あろうことかメガデッキ【双黒ノ龍皇】において軽量で召喚できつつ、効果も強力なヴルムが複数登場してしまいました。
魔界霧竜ミストヴルム
まずはこれ、魔界霧竜ミストヴルム。見てくださいこのコストと軽減、0コストで出てしまいます。
つまりはアイツのカードと他に1つでも紫シンボルが有れば0コスト2ドローが出来てしまうのです。ヤバい(確信)
また、効果もハンド2枚と引き換えに手札/トラッシュから召喚と全ハンデスを決めたはいいもののアレックス等でライフを削りきれず、相手のトップが強くてちょっと長引きそうという時に防御札として使うことができます。
ノヴァの全ハンデス後でも次のターントップがヴルムでアイツのカードが配置されていればしっかりコスト分の2枚を手札に抱えられますからね。
魔界竜鬼ダークヴルム
アイツのカードが配置されていれば2コス4ドロー、紫シンボルが追加で有れば1コスト4ドローとヤバいドローソースです。
デメリットのライフ減少もライフの数に召喚コストが変更されるリバイバルの雷皇龍ジークヴルムやアレックスとの組み合わせを考えれば寧ろメリットとなります。
そもそも、黒皇龍ダークヴルムのコスト変更効果と同じくコアはトラッシュ送りなので疑似的なコアブですし。
また、素の状態ではノヴァを煌臨出来ませんが超・炎魔神を合体させることで煌臨元としても活用出来てしまいます。
滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ
ブレイヴが有れば4コストで召喚できる強力カード。
ブレイヴは相手でも自分でもいいので召喚時を使い終わった超・炎魔神やノヴァの煌臨元として優秀な煌星銃ヴルムシューターが存在するのでそちらを基本的には利用していきます。
低コストで出てきてアイツのカードのドローをしたりノヴァの煌臨元になるのは勿論、ダブルシンボルで相手のライフに圧をかけたり、ブレイヴキラーの効果で相手のブレイヴを無効化できます。
一応、何時でも低コストで召喚できる訳では無いので採用優先度は他より下がるかもしれませんがそれでも優秀なカードです。
これらの低コストで強力なヴルムやBS43登場の黒皇龍ダークヴルムによって高速ドローとフィニッシュ力を両立したアイツノヴァは煌臨編終盤と神・煌臨編初期の環境で大暴れしました。
神・煌臨編ではアイツのカードの天敵である馬神 弾が登場するも、弾も星竜サポートなので逆にアイツノヴァで使われるという……
最速で1ターン目に全ハンデスを決める理不尽さと、それが出来ないとしても高速大量ドローで相手が対処する暇も与えずに全ハンデスから勝負を決めるのは流石にやりすぎということでアイツのカードと一月幼神ディアヌス・キッズが制限となりました。
まぁ、制限発表後に創界神ワンショットという更にヤバいノヴァを使ったデッキが登場して追加で制限にかけられるのですがそれは別の話
最後に
という訳で歴代最凶デッキ紹介 第五回 アイツノヴァでした。
これの派生形である創界神ワンショットとミカターボの二つは禁止制限解除レギュにて最強ではないかなと思うのですが……さて、今後行われる禁止制限解除レギュ大会が楽しみですね!
それではさようなら、さようなら、さようなら。