制限カード発表について語る
はじめに
皆さんこんにちは、うららです
昨晩最新の制限カード発表がありましたが皆さんのデッキへの影響はいかがでしたでしょうか。
近年の禁止制限の傾向として大きな公式イベントがない分、非公認大会の上位者のデッキレシピから複数掛かってしまうようですね。最近でもコアマスのトップ層のレシピから大量のカード達が羽撃いった印象を受けます。
そんな中、今回の禁止制限改訂で新しく制限〈1〉となってしまったカードたちがこちら。
ここにある「NEW」のメンバーたち。
さて本日はこれら最新の制限カードたちを株式会社BANDAIの見解とともに見ていきましょう。
今回制限されたカードたち
翼神機グラン・ウォーデン
翼神機グラン・ウォーデン
まずはこちらのカード。
リバイバル前後で制限行きとなっていますが、悪いのはもちろんリバイバル後。
バトスピのルール上、同じネーミングのカードはリバイバル関係なく同種として扱われるので、リバイバル前カードはとばっちりです。
さて、既に過去の産物となってしまったマジック効果を打ち消す属性専用効果【氷壁】をオマージュした煌臨時効果を持っているリバイバルグランウォーデン。
公式の見解では、
『「翼神機グラン・ウォーデン」は、転醒カードの登場により以前よりも【煌臨】が容易となっておりました。また、チャンピオンシップを中心に勝敗を左右する状況が多く今後の対戦環境への影響も考慮し、1枚制限とさせていただきます。』
とのこと。
グランウォーデンに書かれた「ソウルコアをトラッシュに置かずに〜」という一文で、相手が複数枚マジックカードを使用したところでそれを難なく上から2枚3枚とグランウォーデンを重ねて突き進むことができてしまうことから今回制限となってしまいました。
またグランウォーデンはフィールドに複数体いることで「ワイパー攻撃」と言われる相互で半永久的にアタックし続けられる効果も持っているため、相手がマジックを使用する度にこちら側がどんどん強化されてしまうことを防ぐためにもお情けの1枚制限となったようです。
小氷姫クラーラ
白では珍しい相手の手札枚数に応じて便乗ドローするカード。
4コストと容易に出せるコスト帯で大量のドローができてしまうことから制限1となったようです。
公式の見解では、
『「小氷姫クラーラ」は、系統:「氷姫」のデッキの基盤としてカード開発を行っておりましたが、「氷姫」デッキ以外でも、白のデッキを中心に想定以上の使用率及びゲームの勝敗を左右する状況となっており、今後も対戦環境に影響が出ると判断し1枚制限とさせていただきます。』
とのこと。
これはもう見たらわかるやろがいの一言ですが、カードデザインを施している株式会社ORGとバトスピの企画イベントを担当しているBANDAI間での想定流行度の違いというのもあるのでここは目を瞑ることにしましょう。
超覇王ロード・ドラゴン・零
覇王デッキの圧倒的パワーカードが空に舞いました。
転醒ロードドラゴンと肩を並べて覇王デッキをサポートしてきたこのロードドラゴン零。双方のフィニッシャーが相まって非常に良いバランスのアーキタイプになっていると思っていたのですが、案外公式はこのカードの進撃を見過ごしていなかったようです。
公式の見解では、
『「超覇王ロード・ドラゴン・零」は、「覇皇」のデッキの強化を目的に開発を行い、その目的は果たしましたが、盤面の制圧力が強く、チャンピオンシップでもこのカードが勝敗を左右する状況が多く今後も対戦環境に影響が出ると判断し、1枚制限とさせていただきます。』
とのこと。
バトスピチャンピオンシップ2020-2021の代表者の中に覇王デッキで優勝している方は僅か3名しかいらっしゃらない中で、この理由での制限行きは「おおっ」と思ってしまいました。
斯く言う私は、エリア決勝での敗北マッチは覇王デッキでしたので何も言えませんね(笑)
プトレマイオス
00ガンダムスターターに収録された00ガンダムデッキのドローとコアブーストをサポートアップするかなり低コストのネクサスカード。
プトレマイオスをはじめとする00ガンダムスターターに収録されているカードたちはバトスピの基本となるドローとコアブーストを序盤から物凄い加速で進めることができるので、様々な「00ループ」デッキ、「00即死コンボ」デッキが構築されてきました。
「フィニッシャーは他の色だけど基盤エンジンは00でいいでしょ」という安易なデッキを今後増やさないように公式のメスが入ったというところですね。
公式の見解では、
『「プトレマイオス」は、毎ターン継続的な手札の入れ替えとトラッシュのブレイヴの使いまわしがゲームの速度を上げる結果となっており、今後の対戦環境への影響も考慮し、1枚制限とさせていただきます。』
とのこと。その通りだと思います。
昨年覇王デッキと共に発売されたメガデッキ・ゴッドゼクスverに収録されている一枚。
最近巷でゴッドゼクスデッキが横行しているのに加えて、場持ちの良いこのネクサスが青・緑シンボルであることから、並んで流行している「アルパラデッキ」のパーツとして重宝しているのが今回の制限行きの理由のようです。
公式の見解では、
『「オワリノ世界/天魔王ゴッド・ゼクス -焉ノ型-」は、「ゴッド・ゼクス」のデッキの強化を目的に開発を行っておりましたが、「ゴッド・ゼクス」デッキ以外でも幅広く使用されており、今後も対戦環境に影響が出ると判断し、1枚制限とさせていただきます。』
とのこと。
何とは言っていませんがこれがアルパラデッキでしょう。裏面の効果もかなり強いものとなっていたのでお情け1枚残っていただけ有難いのかもしれませんね。
今回の制限を振り返って
さて今回の制限改訂皆様のデッキにはどう影響が出ていますでしょうか。
特にグランウォーデンなんかは2万円超えのシークレットカードも存在するので、デッキ面でも価格面でもかなり痛手を負ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。ここが制限改訂の一番痛いところですよね…。
私の制限予想は圧倒的「赤の世界」でしたが悉く外れてしまいました。(笑)
確かにまだXレアパックに収録されて日も浅いですし…仕方ないですね。
皆様の制限予想は如何でしたでしょうか。また禁止・制限改定が出次第考察していきますので一緒に予想していきましょう。
それでは!!