新章・始原の鼓動の真意に迫る!
はじめに
皆さんこんにちは、うららです! 今回は遂に発売が今週に迫った最新弾「始原の鼓動（ワールドメモリー）」のカード考察をしていきたいと思います!
「始原の鼓動」に込められた意味
今弾は過去作のような一作を通してカードが関連しているのではなく、その色の世界観が反映された歴史的カードがモチーフになっている傾向にあります。
例えば、赤は原始的な狩人の世界、青は古代建造物の世界、黄は安寧を示唆する仏の世界、緑はカトリックを伝承したキリスト教の世界が繰り広げられています。
そして、太陽神として崇められる「ソレイユ」、天国への階段「バベルの塔」、悟りの最高位「仏陀」、神の子「キリスト」。
これらすべて紀元前数年前に記された各世界の歴史の始原であるのです。各世界観の歴史的時間軸がほぼ一致するのも面白いですよね。
（紀元（起幻）前→始原という暗示になっているのだろうか）
歴史的カードの圧倒的シナジー
斯くいうカード達もそのパワーは一級品。ストーリーに負けず劣らずのスペックで登場しています! 今回はその中から特に面白いカード達をピックアップしていきます!
天国への階「バベルの塔」をモチーフとした新規造兵Xレア。
１１コストと重めではあるものの、召喚時／アタック時の２回で計１６枚以上のデッキ破棄が可能。
召喚時効果として８枚破棄で抑えるも良し、アタックして強烈な１６枚破棄をお見舞いするも良しのデッキ破壊の新たなキーカードです。
また、系統：「占征」を持ち合わせていることから、「バルマスケ侯爵ボドワン」のバースト効果によって１１コストをノーコストで踏み倒し召喚が可能! 紫で盤面をコントロールして青でデッキを削り切る新たな戦術が生まれそうですね!!
ラグナロック以来の超コアブーストカード。
赤軽減が入っていることから「彷徨う天空寺院」などの追軽減ネクサスとのシナジーが抜群。
ラグナロックのように限定的な色に寄せずとも、大量にコアが必要なデッキの即戦力になること間違いなしです!
また、シンボルを固定する【連鎖】効果はバトル中続く効果なので、「ブロックされない」効果や追加ライフバーン効果を持ったスピリットを《煌臨》したり《チェンジ》したりするだけで一瞬でゲームが終わってしまう可能性すらありますね…!
手札も補充して、バーストの発動も防いで、防御札用のコアまで確保して…
バトスピは今後ライフ５で足りるんでしょうか…?（苦笑）
以前のインタビュー記事でもご紹介した今話題の「白コン」を強化する１枚。
とてつもなくジャストなタイミングで強化が入りましたね（笑）
以前のクラウンソーラーのコアブースト効果を代償にネックであったターン１回復が任意効果としてリメイクされました。
これによって白コンのプリヘーリアやスコールなどの自前回復を持ったスピリットの効果を存分に使い切ることができるようになりました。
さらにフィールドを離れるとき転醒してコスト７のスピリットへと変化できるので、基盤がやられた後でもハイマットフルバーストをチェンジで入れ替えることができるようになりました。これは…デカい!!
XXレアにも仕掛けが…!?
今回のXXレア枠として登場した「未来神龍ネーヴェルフレア」と「未来邪神ゴルナガルマ」。
このうち紫のXXレアゴルナガルマに注目して見ていきましょう。
中心の邪神を取り巻く無数の牙と禍々しい表情の顔の数々。
フレーバーテキストには「夢も希望も飲み込む、絶望の未来というものもあるということを知れ」と書かれています。
今弾の歴史的・美術的な観点から見ると、これはロダンの彫刻像「地獄の門」を象ったものではないでしょうか。
「地獄の門」とは、芸術家オーギュスト・ロダンによって作られたもので、正しく地獄への入り口を表現している作品。
この地獄の門の有名な銘文に「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という言葉があります。これこそフレーバーテキスト中の夢も希望も飲み込む絶望という部分と繋がってくるのではないでしょうか。
赤のネーヴェルフレアに関しては私の知識不足から考察することができませんでしたが、もし何か手掛りとなるようなヒントをお持ちの方はぜひ教えて頂けると嬉しいです＾＾
最後に
今回は来週発売の新弾カードについて考察してみました! 今弾ではこれといった組み方で片付けられるカードが少なく「パワーはあるから好きな形で組んでね」といったような面白いカードがたくさん収録されるようですね!
またカード同士の世界観も今回は私個人の考察ではありますが、こちらもまた面白い見解があれば是非教えてください!
それでは!!