奥が深い、余分なコスト支払い
はじめに
おはようございます、好きな言葉はランデスとロックとボイドシュート、cessnaです。
マナだよなぁ 潰してえのは。
今回は最近ちょっと話題になった余分にコストを支払わせる効果について話そうと思います。
結構ありふれた効果のように見えて実は滅茶苦茶奥が不快深い上に面倒くさいので各カードについてしっかり覚えておきましょう!。
事の発端
神海皇子ガブル・シャック
今回の発端はこのカード、まだQ&Aが公開される前にこれの余分コスト要求は、手札保護で防げるかというのがTwitter上で少し話題になりました。
自分はシャイニング・ソード(リバイバル)とかの裁定で、カードの使用に際し追加で何かを要求する効果は、手札保護で防げるのを知っていたので防げるよな……と思ってたのですが!
謎の"差"と第一の説
これらのカード、カードの使用に対して追加でコストを要求するのですが、これらのカードはプレイヤーが対象とのことで手札保護で防げないのです。
(螺旋の塔はQ&Aには記載が無いですがナビ電したところ、プレイヤー対象とのことです。
しかし、グリッタートリガーエタニティなどの「○○を使用するとき、nコスト余分に支払わなければ使用できない。」カードは手札保護で防げると、どこのテキストで判別すればいいんだ?という事態に。
ここで一つ僕の中で仮説として生まれたのが、螺旋の塔とギョクリューンは「マジックの"効果"を使用するとき」と書かれており、
これらはマジックの使用を宣言してコストを支払った後、効果を実際に適用する際に追加コストを要求するのか?と。
仮面ライダーカブト ハイパーフォーム等の持つハイパークロックアップも、実は手札保護で防げない(更にはバースト効果後にコストを支払って発揮させるマジックのフラッシュ効果にすら余分コストを要求出来る)のですが、
これのテキストは「相手はフラッシュ効果を使うとき、3コスト余分に支払わなければ使えない。」と、螺旋の塔やギョクリューンと似ているんですね。
アイリスフィールドはこのテキストを付け忘れたが、デザイナーの想定ではこちらの挙動だったと、テキストから差を感じる部分としてはそこしかないのでそう思った……のですが
ナビ電「螺旋の塔もギョクリューンも表記ゆれで実際のテキストとしては「マジックを使用する時」が正しいです。
えぇ……(困惑)
第二の説
つまる所、エラッタの機会が無かったから螺旋の塔とギョクリューンは違うテキストになってるだけで、実際には他の余剰コスト要求カードとのテキスト的差は無い訳です。
むーん……と思った時、ある人がツイートしました。
「紫煙獅子ってお互いにかかって色を指定してそれ以外のスピリット/ブレイヴの召喚に余分コストを要求するけど、アイリスフィールドも同じ理由なんじゃないですか?」
紫煙獅子
ふむ……確かに色を指定し、お互いに効果が及ぶのは似ています。
螺旋の塔とギョクリューンはともかくとして、アイリスフィールドの理由付けになり……
なり……
なりません!(SPWEEK並感)
お互いに特定色以外のカードを使用制限するカードには、つい最近禁止が発表された醒海皇ヴァルシャルクがありますが、こちらは手札保護で防ぐことが出来ます
醒海皇ヴァルシャルク
また、そもそもとして紫煙獅子が手札保護で防げないのは色指定の部分ではなく、召喚に対して余分コストを要求する点です。
実はなんですが、召喚に対して余分コストを要求するカードは、手札保護で防げないという裁定でほぼ統一されています。
この「召喚」と「手札/手元のカードの使用」「マジック/アクセルの使用」で何故裁定が違うのか?
……カードが違います、という半分冗談半分本当の話はさておき、
召喚への余分コスト要求は手札保護で防げない裁定で統一されている以上紫煙獅子とは比較対象にならず、
お互いに色指定でカードの使用を制限するからというのは、アイリスフィールドが防げない理由では無いでしょう。
結局どうなのか
とまぁあれこれ悩んでいたのですが、ナビ電の折り返しの電話が入り回答を頂けました
「手札/手元のカードの使用を制限する効果は基本的に手札保護で防げるものでありますが、カードデザインの観点から裁定が違いテキストからも判別が付きにくいカードが存在し、今後改善するかどうか検討させていただきます。現状は個別のQ&Aをご確認して頂く形でお願い致します。」(電話での内容だったので覚えてるだいたいの内容)
……うん、まぁつまり現状「カードが違います」というのが半ば公式回答という感じです()
実はこの余分コストを要求する効果って、更にややこしくするカードが有って、それがルビーの太陽(リバイバル前後両方とも)
これ特定色のカードの使用時に余分コストを要求するのですが、これは手札保護で防げないんです。
「カードの使用の中に"召喚"も入るし当然じゃない?と思うかもですが
神海皇子ガブル・シャック
冒頭のこれ、アタックステップ限定とはいえ召喚を含むカードの使用全般にかかるのに、Q&Aにもある通り手札保護で防げるんです
アタックステップで召喚となると、神速等の効果による召喚しかないのでそこなのか……?とも思いましたが、
いやしかしそれもルビーの太陽は追加コスト要求するしおかしいよなと。
そもそも、相手は召喚出来ないという効果は大概手札保護で防げるのですが、
召喚に余分コストを要求する効果は何故か防げないのです
一体全体どういうことなの……?
召喚や使用といった行為を制限しているので、手札から召喚とか指定して無いからかなと思ってた時期が僕にも有ったのですが、
皇獣王Zは場所の指定無く召喚という行為を封じるのに手札保護で防げるし、
バースト状態のカードもバーストを対象とした効果以外受けないので召喚出来るんですよね。
分からん……このリハクの目をもってしても!!
という訳で今回の発端であったガブル・シャックは手札保護で防げると回答が出たものの、それによってバトスピのルールに秘められた大きな謎が掘り起こされました。
誰かこの謎を説明出来る方はいるのだろうか……誰か真相を知る人が居る事を願うばかりです。僕にはもう、解けない問題だ……
最後に
と、まぁ長くなりましたが要約すると
・基本的にマジックの使用等、手札のカードの使用を制限したり封じる効果は手札保護で防げる
・が、一部のカードや"召喚"に余分なコストを要求するカード、ルビーの太陽は防げない
という感じでしょうか。
ここでポイントなのが「手札のカードを使用するとき、nコスト余分に支払わなければ使用できない。」というような召喚も含め、
あらゆる手札(あるいは手元)からカードを使用する場合に余分コストを要求する効果も、基本的にはルビーの太陽以外は手札/手元保護で防げるということ。
あくまで明確に"召喚"に対してと書かれている余分コストを要求する効果が、手札保護で防げないので覚えておきましょう。
ルビーの太陽は何故かその原則から外れるんですけどね()
あと補足ですが、余分コストは効果によるコストなので召喚のコストとして支払った数に入らず、
アポロソード&ストライクブレードのような、1コスト以上支払わないと召喚出来ないカードを踏み倒し効果で召喚する時に、余分コスト要求効果で1コスト以上支払うから出せる、なんてことは出来ないですし、
セラフィムガンダムが居る時には効果でコストを支払えないので余分コストも支払うことが出来ず、例えば紫煙獅子が居るなら紫以外のスピリット/ブレイヴをそもそも効果で召喚出来なくなる等は一応覚えておきましょう!
なんだかバトスピのパンドラの箱を開けた気分です。
というかこの記事合ってる……よね?見逃してるカードとかルール無いよね?
これを上げるであろうスタッフKさん、しっかりチェックお願いしますね……?
これを読んでるあなたも、なにか知ってればご連絡を、何卒お待ちしております()
さて、最後に私的な宣伝にはなりますが流星杯という大会を名古屋で毎月開いているのでそちらも宜しくお願い致します!
7月大会
8月大会
それではさようなら、さようなら、さようなら。